ビタミン
ビタミンB1
糖からエネルギーを得るために働く水溶性ビタミンの1つで、中枢神経および末梢神経の機能を正常に保つ作用があります。
また、調理による損失が大きい栄養素でもありますが、バナナなら生で食べられるので調理損失の心配をする必要はありません。
働き
・糖質の代謝を助ける
・中枢神経や末梢神経の働きを正常に保つ
・むくみ対策
・疲労を回復する
一日の目標摂取量
成人男性(18歳以上) 1.2~1.4mg
成人女性(18歳以上) 0.9~1.1mg
※日本人の食事摂取基準2020年版より
こんな人におすすめ
・お酒をたくさん飲む人
・加工食品やペットボトルの清涼飲料などが好きな人
・糖質(ごはんなど)の多い食品をよく食べる人
・タバコを吸う人
ビタミンB2
脂質の代謝をサポートする水溶性のビタミンです。発育のビタミンなどとも言われ、体の成長や髪や皮膚、爪などの形成にも深く関与しています。
光とアルカリに不安定で、反応を起こしやすい特徴があり、熱には強いが、水に溶ける性質があります。
働き
・脂質の代謝を助ける
・過酸化脂質の分解を促進する
・口内炎対策
・皮膚、爪、髪の毛の健康を維持する
一日の目標摂取量
成人男性(18歳以上) 1.3~1.6mg
成人女性(18歳以上) 1.0~1.2mg
※日本人の食事摂取基準2020年版より
こんな人におすすめ
・口内炎になりやすい人
(ビタミンB2が不足すると口内炎になりやすい)
・疲れている人
ナイアシン(ビタミンB3)
ナイアシンとはニコチン酸、ニコチンアミドの総称で、生体内でエネルギーを生み出したり、脂質の代謝、アミノ酸代謝などに関係するビタミンです。
働き
・脂質やアミノ酸の代謝を助ける
・皮膚や粘膜の健康をサポート
一日の目標摂取量
成人男性(18歳以上) 13〜15mgNE
成人女性(18歳以上) 10~12mgNE
※ mgNE=ナイアシン当量
ナイアシン当量=ナイアシン(mg)+1/60 トリプトファン(mg)
※日本人の食事摂取基準2020年版より
こんな人におすすめ
・お酒をたくさん飲む人
・成長期の子供
ビタミンB6
たんぱく質の代謝に関係する栄養素です。人体においては髪や皮膚、歯などの健康維持増進に働くほか、神経の働きを正常に保つなどの作用も持っています。
働き
・たんぱく質の代謝を助ける
・神経伝達物質の合成を助ける
・成長を促進する
・貧血対策
一日の目標摂取量
成人男性(18歳以上) 1.4mg
成人女性(18歳以上) 1.1mg
※日本人の食事摂取基準2020年版より
こんな人におすすめ
・妊娠中、授乳中の人
・たんぱく質を多く摂る人
・お酒をたくさん飲む人
葉酸
葉酸は「造血に働くビタミン」と呼ばれるビタミンB群の一種です。水に溶けやすく加熱にも弱いため、水洗いせず生のまま食べられるバナナなら栄養素を損失することなく摂取できます。
働き
・胎児の神経細胞の発達に重要
・貧血対策
・ビタミンB12とともに造血にはたらく
一日の目標摂取量
成人男性(18歳以上) 240μg
成人女性(18歳以上) 240μg
※妊娠を考えている人、妊婦、授乳婦などには別途付加量があります。母子手帳などをご参照ください。
こんな人におすすめ
・妊娠を考えている人、妊娠中、授乳中の人
・貧血が気になる人
・毎日を元気に過ごしたい人