バナナを摂取することによる身体に与える効果検証と結果について 試験方法と結果
試験概要
目的:バナナを摂取することによる、身体に与える効果を検証する。
試験デザイン:試験種別・有効性/デザイン・非盲検試験/試験群数・1群/検査回数・2回 (摂取前検査、摂取2週間後検査)/症例数・12名(3家族)
実施時期:2017年8~9月
試験食品:フィリピン産バナナ
試験期間:2週間/1日2本を自由なタイミングで摂取
評価項目:身長、体重 (家族全員)/日本語版便秘評価尺度(CAS-MT)(家族全員)/ 便通日誌(家族全員)/100マス計算(子供のみ)/簡易肌測定(親のみ)/アンケート
試験結果サマリ
バナナ摂取で家族の便秘の悩みが10分の1に減少。アンケートでも58.3%が改善を実感。
両親は平均0.37kgのダイエット効果も。
母親は「肌の水分量」と「肌のハリ」が向上。特に肌のハリ具合は4.6%アップ。
子供の100マス計算にかかる時間が2分12秒短縮、バナナの摂取で集中力が劇的に向上。
83.3%が家族の「会話が増えた」「笑いあうことが増えた」「仲良くなった」と情緒的効果も実感。
「バナナ摂取試験」結果の詳細
3家族の便秘の悩みが10分の1に減少。特に母親で著しく改善
まず、バナナの摂取と便通の関係を調べてみました。便秘評価尺度(CAS)を用いて、排便の状態を8つの指標で評価したところ、その合計値(高いと排便の状態が悪い)は3家族で2.17ポイント、割合にすると摂取前の約10分の1に減少しました【グラフ1】。家族別では、父親・母親、子供(上)・(下)ともに改善が見られましたが、特に母親が4.0ポイントと著しく改善しています【グラフ2】。
また、試験終了時に行ったアンケートでも被験者の58.3%が「便通が良くなった」ことを実感しています【グラフ3】。
両親はバナナの摂取により平均0.37kgのダイエット効果も。
成長期の子供を除き、両親の体重の変化を見てみると、2週間のバナナ摂取で平均0.37kg減少しています【グラフ4】。特に母親は0.4kg減少しています【グラフ5】。これまでバナナについては、「朝バナナダイエット」や「夜バナナダイエット」が話題になってきましたが、今回の検証試験でも、改めてバナナのダイエット効果が確認されました。
母親は「肌の水分量」と「肌のハリ」が向上。特に肌のハリ具合は4.6%アップ。
バナナの摂取前と摂取2週間後の母親の「肌の水分量」を比較してみると、計測した計6か所の顔の水分量が、2週間の摂取により合計で2.89ポイント上昇【グラフ6】。特に、「右ほほ」では7.67ポイントアップしました【グラフ7】。
一方、母親の「肌の弾力(ハリ)」については、バナナの摂取前と摂取2週間後で顔の6か所の合計で21.67ポイントも上昇しました。パーセンテージにして、4.6%の上昇となります【グラフ8】。計5か所での増加が認められ、特に「左目じり」では8.33ポイントアップしました【グラフ9】。
アンケートでも、被験者3家族の75.0%が「肌がかさかさしなくなった」、58.3%が「きれいになった」と実感。
また、試験終了時のアンケートでは、バナナの継続摂取で被験者の75.0%が「かさかさしなくなった」と回答【グラフ10】、58.3%が「きれいになった」と回答しています【グラフ11】。実感ベースでも、バナナの継続摂取による「肌の改善効果」が明らかになりました。
バナナの2週間の継続摂取で子供の100マス計算にかかる時間が2分12秒も短縮。
子供にバナナ摂取開始日とその2週間後に100マス計算を行わせ、かかった時間【図1①と③】を比較したところ、131.50秒、つまり2分12秒も短縮するという結果が得られました【グラフ12】。
上の子供と下の子供を比較したところ、特に上の子供で大幅に短縮しており、224.33秒、つまり3分44.33秒もの 短縮効果が認められました
上の子供と下の子供を比較したところ、特に上の子供で大幅に短縮しており、224.33秒、つまり3分44.33秒もの 短縮効果が認められました
バナナ摂取15分後には34秒計算速度が速まる。短期的にも集中力が高まることを確認。
また、バナナの摂取前と摂取15分後【図1①と②】のテストの結果を比較すると、テスト時間は子供全体で34.00秒短縮し、特に、上の子供では69.00秒短縮しています【グラフ14】。バナナを摂取することで短期的にも集中力を高め計算速度を速める効果があることが確認されました。
バナナの継続摂取では+1点、摂取15分後には+1.2点、テストの点数が改善。
テストの点数については、バナナ摂取開始日とその2週間後の100マス計算の点数【図1①と③】の比較では1.00点アップしています【グラフ15】。ここでも、特に上の子供で効果が見られ、1.67点上昇しています【グラフ16】。
また、バナナの摂取前と摂取15分後【図1①と②】の比較では、テストの点数は子供全体で1.17点アップし、ここでも特に上の子供で2.67点と大幅なアップが見られました【グラフ17】。この結果から、バナナを摂取することで短期的にもテストの点数が改善することことが確認されました。このように、バナナの摂取は、単に計算速度を高めるだけでなく、その正確さも高めることがわかりました。
アンケートでは、バナナの継続摂取で、親も含め「集中力の向上」や「仕事や家事、勉強の効率アップ」を実感。特に、子供は強く実感。
試験終了時のアンケートでも、バナナの継続摂取で「集中力が増した」と被験者の75.0%が実感しています。特に子供では83.3%が「増した」と回答しました【グラフ18】。また、「仕事や家事、勉強が効率よくできるようになった」とも被験者の75.0%が実感し、ここでも子供は83.3%が「できるようになった」と強く実感する結果となりました【グラフ19】。
83.3%が家族の「会話が増えた」「笑いあうことが増えた」「仲良くなった」と情緒的効果も実感。
今回のアンケートでは、試験を通して「家族の会話が増えた」「家族が笑いあうことが増えた」「家族仲が良くなった」と被験者全員の83.3%が回答するという興味深い結果も得られました【グラフ20-22】。バナナの継続摂取が家族関係に好影響を与え、家族に幸せをもたらす“FAMILIKE”な食べ物であることが、実感ベースで実証されました。