バナナの情報総合サイト「バナナ大学」

カラダ創る、アタマ育む。カラダ創る、アタマ育む。

MENU
  • HOME
  • »
  • 「炭水化物抜き」は要注意!ダイエットの今を調査

「炭水化物抜き」は要注意!ダイエットの今を調査

「炭水化物抜きダイエット」を行う女性が最多に

最近ではさまざまなダイエット手法が取り沙汰されていますが、直近で注目されているダイエットのトレンドはどういった手法なのでしょうか。
「普段おこなっているダイエットの方法」を20~49歳までの女性500名に聞いたところ、最も多かったのは「炭水化物を抜く」という結果になりました。
続いて多かったのが「野菜を主食にする」で32.2%。食生活から体型をなんとかしたい、と考える人が多いということが見て取れます。3番目・4番目には「有酸素運動をする」(30.8%)、「筋トレをする」(30.4%)が続き、運動も大事だと考えている人が多いという結果に。
ダイエットのためにはまず食生活を変える、そして運動、と考えている人が多いようです。

普段おこなっているダイエットの方法

「炭水化物抜き」などの“引き算ダイエット”は要注意

炭水化物抜きダイエットや、単純に食べる量を減らす「引き算」のダイエットでは、痩せることができたとしても、健康面や美容面で栄養不足による影響が懸念されます。
摂取した食品は、効率よくエネルギーに変換し脂肪として蓄積されるのを防いだり、代謝して消費したりすることも重要です。また、カラダや肌に良い栄養素やビタミン、ミネラル類をしっかり摂りながらダイエットをすることで、痩せながら健康と美容に配慮することが重要です。

ビタミンB群摂取量(所要量は第六次改定日本人の栄養所要量(平成12~16年度)、20~60代のデータより)

炭水化物をエネルギーに変換するにはビタミンB群が欠かせません。何種類かあるビタミンBのどれかひとつが欠けていても、ブドウ糖からエネルギーを産出するクエン酸サイクルが滞ってしまいます。また、たんぱく質の代謝には、ビタミンB6が欠かせません。しかし、現代の日本人ではビタミンB1とB6の摂取量が、不足しています。

和食離れが進み肉食傾向に

厚生労働省が平成25年に発表した『国民健康・栄養調査』のデータを見ると、平成15年に比べ平成25年では、肉類については全世代で摂取量が増加し、逆に魚類は全世代で摂取量が低下しています。
特に40代では、1日の肉の摂取量が平成15年の86gから103gと17gも増加する一方で、魚の摂取量は93gから60gと33gも減っています。
このほか、穀類や野菜類、豆類の摂取量も減っており、伝統的な和食からの離脱が進み、肉食傾向に拍車がかかっているのがわかります。

主な食品群別摂取量の平均値の年次変化(20歳以上、男女計・年齢階級別)

肉類については、全世代で摂取量が増加。逆に魚類は、全世代で摂取量が低下。特に40代で、肉派が増加。

食生活の乱れ男女ともに増加

さらに、食生活の乱れも無視できない状況で、それは若者だけでなく、中高年にも表れるようになりました。朝食の欠食率が、男性、女性共に、40~50代で増加。40代男性は平成15年の16.4%から21.1%に、50代でも10.5%から17.8%に増加。女性でも40代で8.1%から12.2%に、50代でも7.4%から13.8%へと増加しています。

朝食の欠食率の年次推移(20歳以上、性・年齢階級別)(平成15~25年)(単位%)

男性、女性共に、40~50代の欠食率が増加。男性は40代で16.4%から21.1%、50代が10.5%から17.8%へ、また、女性では40代が8.1%から12.2%、50代で7.4%から13.8%へと増加している様子がわかります。

懸念される運動量の低下

また、食事だけでなく、運動量が落ちてきていることも大きな問題といえましょう。男性では33.8%、女性においては27.2%と、運動習慣のある人は3人に1人しかいないという結果が出ました。
特に20代、30代に運動習慣がある人の割合は極端に低く、20代の男性は16.3%、30代は13.1%、女性も20代は16.8%、30代は12.9%。20~30代は、6~8人に1人しか運動習慣がないことが判明しています。運動不足は、1日に歩く歩数の低下にも表れています。

運動習慣のある者の割合(20歳以上、性・年齢階級別)

男性(総数)33.8%、女性(総数)27.2%と、運動習慣のある人は3人に1人しかいないという結果が出た。特に20代、30代の割合は低く、20代の男性は16.3%、30代は13.1%、女性も20代は16.8%、30代は12.9%と、極端に低いことが判明。20~30代は、6~8人に1人しか運動習慣がない。

歩数の平均値の年次推移(20歳以上)※平成15~25年

男性の歩数は、平成15年の7503歩から平成25年7099歩に。女性も、6762歩から6249歩と減少傾向に。日本人全体が、総じて運動不足傾向が進んでいるという結果に。

肥満人口、10年前から減らず

こうした状況を反映してか、健康志向が高まりをみせるなか、驚くべき結果として、肥満者の割合は10年前と今日で、ほとんど変化がみられません。平成15年に男性29.5%、女性22.2%、平成25年も男性29.0%、女性20.3%と、依然として男性の約30%、女性の約20%が肥満傾向にあります。

朝食の欠食率の年次推移(20歳以上、性・年齢階級別)(平成15~25年)(単位%)

平成15年、男性29.5%、女性22.2%、平成25年、男性29.0%、女性20.3%。 依然として、男性の約30%、女性の約20%が肥満傾向にあり、この数字は過去10年ほとんど変化していない。

これらのデータから、この10年、偏った食事内容と食習慣の乱れに運動不足が加担し、それが肥満者の割合にも影響を与えている状況がみえてきます。